今回は、ドラクエ10の僧侶の歴史について徹底解説していきます!
私はサービス開始時から僧侶でプレイしていたヒーラー大好きユーザーです。そんな私が初期から14年間の僧侶の立ち位置の変化を追いかけていきますね♪
バージョン1:絶対的守護神の時代
まずはサービス開始時のバージョン1から。この時代の僧侶は「僧侶がいなければ何も始まらない」と言われるほど絶対的な存在でした。
「聖なる祈り+ホイミ系」がなければ回復が追いつかない環境
ドラクエ10のサービス開始時、選べる職業は戦士、魔法使い、僧侶、旅芸人、盗賊でした。私は当時MMO初心者で、ヒーラーがMMOにおいて最重要ポジションになることは知らず、「この職業たちなら100%僧侶は必要になるし、頼られたいから」という軽い気持ちで僧侶を選びました。今だったら責任の重さで違う職業を選んでいたかもしれませんね。
この時代の僧侶はすべてのコンテンツにおいてパーティの生命線でした。実際、僧侶以外で回復できる職業は旅芸人だけでしたが、ハッスルダンスの回復量が少ないから実質僧侶はパーティ必須みたいになっていたんです。「聖なる祈り+ホイミ系」がなければ回復がまったく追いつかない環境で、前衛職が戦闘の合間に律儀に僧侶にMP回復のビンを投げてくれる助け合いの文化もありました。MP管理は大変でしたが、頼りにされるのは嬉しかったですね。
歴史に残る「スティック極振りの悲劇」
この時代には多くのプレイヤーがハマった大きな罠がありました。それが「スティック極振りの悲劇」です。
ドラクエの常識として「僧侶の武器といえばスティック」と考えるのが自然ですよね。だから多くのプレイヤーがレベルアップで得たスキルポイントを疑うことなくスティックに全振りしました。当時はネット上の攻略情報も少なくて、「なんとなくスティックが強そう」という雰囲気だけで振っちゃう人が多かったんです。
でも僧侶として強ボスに挑むための必須スキル「聖なる祈り」は、もう1つのスキルライン「しんこう心」に100ポイント振らないと覚えられない仕様でした。スティックにポイントを振ってしまったプレイヤーは、レベル50までにしんこう心に100ポイント届かなくて「聖なる祈り」を覚えられない状態になっちゃったんです。「聖なる祈り」がない僧侶のベホマラーは回復量がスズメの涙で、ボスに行っても全く回復が追いつきません。
しかも当時のドラクエ10にはスキルポイントの振り直しが一切ありませんでした。今でこそ「やりなおしの宝珠」で簡単にリセットできますが、Ver1初期は「振ったら最後」の一発勝負だったんです。選択肢はほぼなく、僧侶を封印して別の職を育てるか、キャラクターを消去して1から作り直す人もいました。「1からやり直す」という苦渋の決断を強いられた人が本当にたくさんいたんですよ。スティックスキル100で覚えるキラキラボーンも当時は状態異常にする敵が少なく需要が低かったので、スティック僧侶の居場所はあまりなかったんですよね。
パラ魔構成でズッシードが活躍
しばらくすると、バトルマスターやパラディンみたいな上級職が追加されて戦い方が変化してきました。当時流行ったパーティ構成が「パラ魔構成」です。パラディンが敵を抱えて、僧侶が「ズッシード」でパラディンを重くする、その間に魔法使いが後ろから攻撃するという相撲を成立させる戦法でした。
ズッシードが切れると相撲が崩れて全滅するから、僧侶はズッシードを絶対に切らせない責任がありました。プレッシャーはすごかったですが、その代わり僧侶はパーティ必須のポジションを崩さず、強ボスにもコインボスにも誘ってもらいやすい環境だったんです。
バージョン2〜3:賢者登場とエンドボス時代
続いてバージョン2〜3の時代。賢者という強力なライバルが登場し、さらにエンドボスの実装でヒーラーの需要が大きく変化しました。
賢者が登場しても僧侶の唯一無二の強みは健在
ついに上級職に賢者が登場しました。今までのドラクエシリーズだと魔法使いと僧侶のいいところどりの職業だから、「僧侶の席がなくなるのでは?」と不安になりました。賢者はベホマラー、ザオラル、ザオリク、ドルマ系、いてつくはどう、ダメージを受けると一定量回復する雨まで使える、まさに攻撃も回復もできる最強の職業に見えたんです。
でも実際は意外と僧侶の需要が残りました。賢者はドラゴンガイアでは必須でしたが、それ以外だと僧侶がいい時も多かったんです。理由は、賢者は僧侶に比べると回復量が少ないこと。そしてやっぱり僧侶の「聖女」「聖なる祈り」「天使」の特技が唯一無二すぎるんですよね。賢者は攻撃できるのが強みですが、意外とダメージが低くて使い勝手が難しく、プレイヤースキルによって差が出やすい職業でした。だからパーティを組むときは安定性が高い僧侶が好まれることもあって、まだまだ席はあったんです。
エンドボス登場で「うまい僧侶だから誘われる」時代へ
バージョン3から急に強いモンスターが増え始めました。レグナードやダークキング、キラークリムゾンなど、普通に戦ったら絶対に勝てない敵ばかり。でも強敵が増えたということはヒーラーの需要が上がったということです。エンドボスの攻撃はワンパンされることが多いから、聖女で耐えるのが重要になったんですね。
ただエンドボスに挑戦するなら職業よりもプレイヤースキルも重要になりました。敵の攻撃をすべて把握して「この攻撃が来たら回復をする」「この状況なら天使を使う」など、その場に応じた動きが今まで以上に重要になったんです。だから初期のように「僧侶だから誘われる」時代ではなく、「うまい僧侶だから誘われる」時代に変化しつつありました。「回復魔力●●以上」とか「レグ討伐済み」みたいな条件を書く人が増えたのもこの頃です。
当時の主流の構成は戦士×2、その他、ヒーラーの構成が多く、多段攻撃をするボスは賢者、ワンパンされるボスは僧侶とすみわけされました。当時はせかいじゅの葉が通常アイテムと同じ速度で使えたし、しずくを大量に使う方法もあったから、ヒーラーを増やすよりもダメージを短時間で効率よく与えるのが重要だったんです。この時代は僧侶の腕次第で勝敗が決まる「やりがいMAX」の時代で、僧侶を極めた人はコミュニティで一目置かれる存在でした。
天使の守り弱体化:ゾンビゲーの終焉
バージョンが進む中で、僧侶のアイデンティティだった「天使の守り」が弱体化される出来事がありました。これは僧侶の立ち回りを大きく変える転機になりました。
開幕天使が「必須」から「悪手」に変わった
運営から「天使の守りの詠唱時間を長くします」という発表がありました。僧侶のアイデンティティだった天使の守りが弱体化されるのは、かなり使い勝手が悪くなる出来事でした。
昔の天使の守りは発動速度が速く、最強のスキルの一つとして活躍していました。しかしあまりに強く、天使の守りを使ったゾンビゲーが流行してしまったんです。ゾンビゲーとは「天使を使う→倒れる→復活する→また天使を使う」というループのこと。僧侶さえ生きていればパーティが絶対に全滅しないという、ゾンビみたいな耐久戦法が猛威を振るったんですね。これが露骨な弱体化をされた理由です。
ここで大きく変わったのが「開幕天使」の扱いです。昔のユーザーにとって開幕天使は必須の行動でした。発動速度が速いし、パーティを安定させるために天使を切らさないことは必須だったからです。ところが弱体化後は「開幕天使は悪手」と書かれることが多くなりました。戦闘開始直後は聖女を優先して、天使の守りはある程度戦況が安定してから余裕を持って更新するのがセオリーになったんです。
天使の守りは「とりあえず使っておけば無敵」から「敵の行動を見極めて安全な隙にだけ更新する」という風に変わっていきました。昔と今で使い方が真逆になったんですね。ただ私は昔のユーザーなので「パーティを安定させるには天使が一番じゃない?」と考えちゃうんですが、そのあたりはボスやパーティ構成によって変わるんでしょうね。
バージョン4〜5:暗黒期と僧侶不要論
そしてここからが僧侶にとって最も苦しい暗黒期です。新職業の登場によって「僧侶不要論」まで囁かれるようになりました。
天地雷鳴士のカカロンが僧侶の席を奪う
バージョン4で新職業の天地雷鳴士が追加されました。げんまを呼べる職業ですが、僧侶の居場所を奪ったのが「カカロン」の存在です。
カカロンは天地が呼べるげんまの一つで、オートで回復をしてくれます。しかも相手のダメージを受けないし、天地が倒れても召喚時間を超えない限りは存在します。ベホマラー、ザオリク、そして全員蘇生できるヒーリングオーラまで唱える、まるで無敵のヒーラーなんです。壁が関係ないから遠くの仲間を蘇生できるのも強力で、レギロみたいなゾンビゲーで大活躍しました。
天地自体は範囲攻撃のオンパレードで、ドラクエ10は範囲攻撃できる職業が少ないから防衛軍やレギロで大活躍。回復も攻撃もカカロンと天地でOKという新しい潮流が生まれ、「じゃあ僧侶いらなくない?カカロン呼べばいいじゃん」という風潮が少しずつ広がり始めました。当時人気だったエンドボスのレギロはゾンビゲーでカカロンが活躍、サソリは賢者の雨と魔法でHPを削る役目があったので賢者の席は残っていましたが、僧侶はエンドボスから外れる現象が起き始めたんです。
デスマスターの登場で「僧侶不要論」が加速
そしてバージョン5でとどめが刺されました。新職業のデスマスターの追加です。攻撃呪文と蘇生ができる職業で、当初は攻撃特化かと思いきや、蘇生がめちゃくちゃ強かったんです。
デスマスターは「デスパワー」という独自リソースを使って強力な蘇生や範囲攻撃ができます。味方が倒れるとデスパワーを回収して、そのパワーで蘇生と自己バフを回すんです。倒れたほうが強くなるという仕組みが、ガルドドンみたいな高難易度ボスと相性抜群でした。蘇生時にバフ効果も付くからゾンビ戦法にぴったりで、「僧侶より強い蘇生職」として一気に注目されました。
バージョン4と5は僧侶にとって冬の時代でした。当時人気だった聖守護者というエンドコンテンツで、僧侶はどのコンテンツにも席がなく寂しい思いをしました。賢者の雨、天地のカカロン、蘇生が強いデスマスター、この3職が僧侶の席を奪ったんです。エンドコンテンツにおける「僧侶不要論」がガチ勢の間で公然と囁かれるようになりました。パーティ募集で緑玉を出しても「賢者かデスマスターありますか?」と聞かれて断られる場面も出始めたんです。Ver1では引く手数多だった僧侶が、Ver5では席がないという大逆転の状況になってしまいました。長年僧侶をメインにやってきた人にとっては本当に苦しい時代でしたね。
バージョン6〜8:僧侶の大復活
暗黒期を経て、僧侶はついに大復活を遂げます。地道な強化と環境の変化が僧侶を再び第一線に押し上げました。
回復魔力の上昇と唯一無二の特技で席が戻る
復活の兆しはバージョン5.5から始まりました。「ベホマラー上限の開放とシャインステッキの追加」です。ただ当初は思ったより回復量が増えず、上限解放の恩恵はすぐには感じられませんでした。一方でシャインステッキはCT不要で異常状態を直せるから、かなり使い勝手が良かったんですよね。運営が僧侶の席がなくなったのを理解して強化を始めたのを感じました。
それから数年かけて、レベル上限解放や装備の強化で回復魔力が上がり、ベホマラーでもHPがかなり回復するようになりました。スティックスキルも僧侶専用で強化され、なんだかんだ天使の守りと聖女が強いから僧侶の席が増えてきたんです。盾を装備できるからブレス100にできるのも大きいし、回復特化の職業だからヒーラーの入り口としても多くのユーザーに使われるようになりました。
今は隠者も追加されヒーラー枠は増えましたが、僧侶は純粋な回復力が強み。そしてなんといっても天使と聖女です。聖女を無制限に配れるのは僧侶だけだから本当に強みになっています。現在の僧侶の立ち位置は、圧倒的な回復力でパーティを立て直せる「安定したヒーラー」として活躍できているんですよ。
Ver7.6で聖女の天蓋、攻撃呪文も強化
バージョン7.6では聖女の天蓋で範囲技で味方に聖女もまけるようになりました。範囲で聖女は強いですね。あと今まで守りだけだった僧侶もバギ系の呪文が強化されたから、攻撃も一定できるようになりました。
個人的には回復特化で僧侶を極めて、余裕があれば攻撃できるようになる方がいいと思います。僧侶に求められているのは回復ですからね。バギに気を取られて回復がおろそかになったら本末転倒です。ただしっかりと極めれば攻撃も回復もできる職業になるので、頑張って練習しましょう!
まとめ:僧侶の歴史はドラクエ10の歴史
僧侶の歴史をまとめるとこうなります。
| 時期 | 立ち位置 |
|---|---|
| Ver1 | 絶対的守護神(唯一神時代) |
| Ver1のトラウマ | スティック極振りの悲劇 |
| Ver2〜3 | ピラミッド・常闇の花形 |
| Ver4〜5 | 暗黒期・僧侶不要論 |
| Ver6〜8 | 大復活 |
まさに山あり谷ありですね。僧侶の歴史ってドラクエ10の歴史そのものでもあるんです。スキル振り直し不可の時代からやりなおしの宝珠実装まで、天使ループから多段攻撃への対策まで、暗黒期からのバランス調整まで、全部が僧侶を通じて語れます。栄光と挫折と復活を全部経験してきた歴戦の職業なんですよね。
これから僧侶を始めたい人にとっては、過去の暗黒期を乗り越えた今こそが一番の始めどきですよ。
ブログではお伝え出来ない内容やお得な情報をYouTubeにアップしています♪
初心者の方にもわかりやすいように動画制作を行っているので是非見てくださいね(*’ω’ *)