ドラゴンクエスト3(以下、ドラクエ3)は、大人気RPG『ドラゴンクエスト』シリーズの第3弾にあたり、「そして伝説へ・・・」という副題が付いています!
初代ドラクエ、ドラクエ2に続く「ロト三部作」の完結編で、最初はファミコンソフトとして発売されました。
以来、スーパーファミコン、ゲームボーイカラー、スマートフォン、プレイステーション4、ニンテンドー3DSなど、30年以上経った今でも様々な媒体でプレイされています。
今回はそんなドラクエ3について、プレイするのにオススメの端末とともにご紹介します♪
⚫こんな方に読んでいただきたい記事です。
・ドラクエ3について知りたい。
・ドラクエ3を遊ぶのにどの端末がオススメなのか知りたい。
ドラクエ3はどんな端末で遊べる?
(引用元: https://www.jp.square-enix.com/dqsp/dq3/)
ドラクエ3はどんな端末で遊べるのでしょうか?
ドラクエ3はこれまでに様々な媒体で発売されています。
今回はその中でも特に人気のあるファミコン版、スーパーファミコン版、スマートフォン版についてご紹介します。
ファミコン版
(引用元: https://image.itmedia.co.jp/l/im/business/articles/1604/14/l_meijin01_mf.jpg#_ga=2.183808293.201839650.1644573010-502005856.1644573008)
ドラクエ3は1988年2月10日、「触れたら最後、日本全土がハルマゲドン」というキャッチコピーのもと、ファミコンを最初の媒体として発売されました。
脚本・ゲームデザインを堀井雄二、キャラクターデザインを鳥山明、音楽をすぎやまこういちが手がけています。
その人気は凄まじく、発売当日には量販店の前に数キロメートルの行列ができるといった社会現象を巻き起こしたほど。
世代の方の中には、この光景を覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ファミコン版の特徴は?
では、ファミコン版のドラクエ3にはどのような特徴があるのでしょうか。
主なものを5つにまとめてみました。
- シリーズ初の「キャラクターメイキング」を採用
- 「転職システム」が初登場
- 空中を移動できる「不死鳥ラーミア」が登場
- 「冒険の書」の導入
- トラップモンスターが初登場
1つずつ解説していきますね。
①シリーズ初の「キャラクターメイキング」を採用
(引用元: https://www.azuyahi.xyz/entry/2017/05/21/200000)
主人公以外のキャラクターについては、職業と性別を自由に選択して登録ができます。
同じ職業でも、選んだ性別によって移動画面でのグラフィックが異なっているのが特徴。
また、性別が選択できるようになったことで、性別に特化した武器防具も登場しました。
パーティーは主人公を含めて最大4人まで自由に組むことができます。
仲間たちと協力して冒険するも良し、自分1人で冒険するも良し。自分に合ったプレイスタイルで楽しみましょう!
②「転職システム」が初登場
(引用元: https://nyroadbike.blogspot.com/2017/06/3.html)
「転職システム」が登場し、自分好みのキャラクターに育てることが可能になりました。
主人公は最初から「勇者」で、他の職業への転職はできません。
主人公以外のキャラクターは、レベル20以上になると「勇者」以外の職業に転職することが可能。
用意されている職業は「戦士」、「武闘家」、「魔法使い」、「僧侶」、「商人」、「遊び人」、「賢者」の7つで、各職業ごとで覚えられる呪文や特殊能力が異なります。
転職前までに覚えた呪文は転職後もそのまま使用可。
このため、本来は呪文を一切覚えない「戦士」や「武闘家」も呪文で攻撃できるなど、独自の能力をもった職業人に育てられるのが魅力ですね♪
③空中を移動できる「不死鳥ラーミア」が登場
(引用元: https://www.azuyahi.xyz/entry/2017/05/21/200000)
空飛ぶ乗り物が、本作で初登場。
海上も舌鋒鋭い山も、不死鳥ラーミアに乗れば空高く越えていくことができます。
飛行中はモンスターとの遭遇はなく、陸上で通行可能な地形であれば離着陸が可能。
注目すべきは、飛行中に流れるBGM「おおぞらをとぶ」
とても美しいメロディを奏でるこの曲は、テレビCMなどでも使われるほど有名になっています♪
④「冒険の書」の導入
(引用元: https://natsukashiiomoide.hatenablog.com/entry/2020/04/05/192623)
初代ドラクエとドラクエ2では、冒険を再開する時に「ふっかつのじゅもん」を入力しなければならず、これがなかなかうまくいかなくて泣かされるプレイヤーがたくさんいました。
本作では端末に保存できるデータ量が大幅に増えており、バッテリーバックアップ方式に切り替えられています。
これによって「冒険の書」としてカセット内部に直接セーブができるようになったため、ゲームの中断・再開が簡単にできるようになりました。
「ふっかつのじゅもん」に泣かされた多くのプレイヤーにとって、「冒険の書」は画期的なシステムといえるでしょう。
⑤トラップモンスターが初登場
(引用元: https://storyinvention.com/dq-trap-monster/)
本作から「ひとくいばこ」、「ミミック」というモンスターが初登場。
どちらも宝箱に化けており一見しただけでは本物かどうかわかりませんが、開けた途端に戦闘が始まってしまいます。
ともに戦闘力が高いため、パーティーが弱いと瞬殺されてしまうことも・・・。
スーパーファミコン版
(引用元: https://www.suruga-ya.jp/product/detail/817010023)
スーパーファミコン版のドラクエ3は、「SFC究極のドラクエ」というキャッチコピーのもと、1996年12月6日に発売されました。
ファミコンからのリメイクに伴って大幅な追加・変更が加えられており、プレイの面白さが格段にパワーアップしてますよ♪
スーパーファミコン版の特徴は?
スーパーファミコン版のドラクエ3の特徴について、下記に5つ挙げてみました。
- 職業「盗賊」の追加
- 「性格」の追加
- 「すごろく場」の登場
- 「ちいさなメダル」の登場
- オーケストラ仕様のBGMでより壮大に
ひとつずつ解説していきます。
①職業「盗賊」の追加
(引用元: https://game8.jp/dq3/142159)
職業に新たに「盗賊」が追加されました。
「盗賊」は素早さが充実しており、レベルアップも比較的速いため、序盤の冒険を優位に進めていくことができます。
また、戦闘終了後に一定の確率でアイテムを盗むこともあり、貴重なアイテムを手にするチャンスもあります。
「盗賊」がもっとも優れているのは、アイテム探索系の呪文や特技を覚えること。
スーパーファミコン版で新たに追加された「ちいさなメダル」を集める上で非常に役立ってくれることは間違いありません。
②「性格」の追加
(引用元: https://gcgx.games/dq3/sexy.html)
それぞれのキャラクターに「性格」が追加されました。
その数は全部で46種類もあり、男女共通の性格、男性のみの性格、女性のみの性格の3タイプがあります。
性格によってレベルアップ時のステータス上昇率や呪文・特技の覚えやすさが左右されるのが特徴。
主人公の場合は、ゲームスタート時のプレイヤーの選択肢で性格が決まります。
他のキャラクターの性格については、登録時のステータスの振り分けによって決定。
基本的に一度決まった性格はそのままですが、装飾品を身に付けることで一時的に性格を変えることも可能です。
また、世の中に散らばるアイテム「本」を読むことで性格を変えられるので、楽しいですよ♪
③「すごろく場」の登場
(引用元: https://gcgx.games/dq3/sugoroku.html)
スーパーファミコン版のもっとも大きな追加要素として、「すごろく場」が登場しました。
アイテム「すごろくけん」を1枚消費することで1回挑戦することができ、パーティーの先頭にいるメンバーが参加することができます。
すごろく場のクリアは必須ではなく、無視してもシナリオにまったく影響はありません。
しかし、ここでしか入手できない貴重なアイテムもあるため、「すごくけん」を入手したらぜひチャレンジしてみましょう!
④「ちいさなメダル」の登場
(引用元: https://asami-book.com/retro-dq3-medal/)
スーパーファミコン版のドラクエ3では、「ちいさなメダル」を集めることができるようになりました。
「ちいさなメダル」は世界中に散らばっており、集めると枚数に応じたアイテムと交換が可能。
世界のどこかにいるというメダルおじさんのもとに持っていけば交換してくれます。
お店では買えないような貴重なものばかりなので、ぜひ全部集めましょう!
⑤オーケストラ仕様のBGMでより壮大に
BGMがオーケストラ仕様に変更され、すぎやまこういちの美しい音楽の世界を心ゆくまで堪能することができます。
注目すべきは、城や町、村のBGM。
昼と夜とでは流れるBGMが違っており、昼に流れるBGMをアレンジしたものが夜に流れています。
戦闘音楽も一部追加され、音楽そのものを楽しめるのが、スーパーファミコン版の魅力です♪
スマートフォン版
(引用元: https://www.jp.square-enix.com/game/detail/dq3/)
スマートフォン版は、2014年9月25日にリリースされました。
対応機種は、iOSとAndroid。
「App Store」、「Google Play」、「amazon appstore」で購入OK。
このうち「App Store」と「Google Play」の場合は「ドラゴンクエストポータルアプリ」をダウンロードすることになっており、その中で遊ぶことができます。
スマートフォン版の特徴は?
スマートフォン版のドラクエ3は基本的にはスーパーファミコン版の内容を引き継いでいます。
しかし、やはりところどころで違う部分も。主な特徴を4つ挙げてみました。
- すごろく場」の削除
- 新しい職業での武器防具の自動装備
- 「さくせん」コマンドの採用
- 呪文の消費MP変更
1つずつ見ていきましょう。
①「すごろく場」の削除
スマホ版とスーパーファミコン版とで大きく異なるのは、スーパーファミコン版で登場した「すごろく場」が削除されたこと。
「すごろく場」でしか手に入らなかったものは宝箱の中身や「ちいさなメダル」との交換で入手できるようになりました。
スーパーファミコン版をプレイしたことのある方にとっては、寂しい変更点かもしれません・・・。
②新しい職業での武器防具の自動装備
転職した際の装備について、パーティーが所持している武器防具の中から新しい職業で装備できるものが自動装備されるようになりました。
一から装備させる手間が省ける点では、いいシステムですね。
反面で、自分で武器防具を考えて装備させたい人にとっては、かえって手間になるかもしれません。
③「さくせん」コマンドの採用
(引用元: http://www.gamecast-blog.com/archives/65806904.html)
戦闘時において、自分で操作しなくてもキャラクターが勝手に行動してくれる「さくせん」を設定することが可能になりました。
作戦名の1つ「めいれいさせろ」は、プレイヤーが各キャラクターの行動を1回1回入力するもの。
このほか5つの作戦があり、選択内容によって攻撃重視、回復重視、補助重視など、作戦内容に合った判断でキャラクターが自動的に動いてくれます。
プレイヤー側で操作入力する必要がなくなり、操作ミスを防げるというメリットがあります。
④呪文の消費MP変更
(引用元: https://altema.jp/dq3/chart14)
移動呪文の1つ「ルーラ」の消費MPが8から1に変更されました。
「ルーラ」は一度行ったことのある場所に瞬時にワープできる呪文です。
アイテムが尽きた際など、いったん町や村に戻るためには欠かせない呪文ですが、1回の使用で8もとられてしまうことに泣かされてきたプレイヤーも多いはず。
パーティーが全滅の危機に瀕していても、使用者のMPが1さえ残っていれば「ルーラ」を使うことができるようになったため、全滅を回避しやすくなりました。
スマホ版をオススメする3つの理由
以上、ドラクエ3がプレイできる端末について3つご紹介してきました。
それらの端末のうち、もっともオススメなのはスマホ版です。
ここからは、その理由について見ていきましょう。
1.スマホがあればプレイ可能!
ゲームをプレイするためには端末が必要であり、わざわざ購入するとなるとその分の費用もかかってしまうのが辛いところですよね。
その点、スマホ版の場合は手元にスマートフォンが1台あればアプリをダウンロードしてプレイができるため、別で端末を買うよりも安く費用を抑えることができます。
また、端末を別で持ち歩く必要もないため、いつでもどこでも気軽にゲームを楽しむことができます。
2.追加要素満載で飽きずに楽しめる!
(引用: https://www.jp.square-enix.com/dqsp/dq3/)
「性格」の追加や「ちいさなメダル」集めなど、オリジナルにはない要素が大幅に追加・変更され、冒険を飽きずに楽しめるようになりました。
特に「性格」は46種類もあり、自分だけのオリジナルキャラクターを作れるようになったのは大きな魅力ですね♪
また、クリア後に隠しダンジョンや隠しボスを楽しめるのもオリジナルにはない要素です!
3.音楽も楽しめる!
スマホ版のBGMは交響組曲版が採用され、一部のBGMでイントロ部分や曲の後半部分が流れるようになりました。
スーパーファミコン版よりもさらにパワーアップしたドラクエ音楽の美しい世界を堪能したい方にとってはウレシイ要素ですね♪
【デメリット】「すごろく場」がなくなってしまった
スマートフォン版の最大のデメリットは、「すごろく場」がなくなってしまったこと。
スーパーファミコン版で追加された「すごろく場」は、ゲーム本編とはまったく関係はないけれども、冒険の生き抜きとして遊べるのが魅力でした。
景品も豪華で、ここでしか入手できないアイテムを獲得した時の喜びは言葉にできません。
スーパーファミコン版をプレイしたことのある方にとっては、「すごろく場」がなくなってしまったことに寂しさを感じるかもしれません。
まとめ
(引用元: https://www.jp.square-enix.com/dqsp/dq3/)
ドラクエ3について、プレイできる端末とオススメの端末をご紹介してきました。
最初の媒体であるファミコン版ソフトが発売された際には、店の前に長蛇の列ができるほどの社会現象になりました。
ドラクエ3は全ファミコンソフトの中で歴代売上3位という記録を残しているゲームですから、その人気ぶりがいかにすごかったかがわかります。
転職システムや「冒険の書」の導入、自分の好きなキャラクターを自由に生み出せる「キャラクターメイキング」など、これまでのドラクエにはなかった追加要素満載で多くのドラクエファンを魅了してきました。
媒体を変えてリメイク版が発売されるたびに追加や変更も加えられ、ロト三部作の最後を飾るにふさわしい充実ぶりになっています。
中でもスマホ版はいつでもどこでも手軽にプレイできますし、「さくせん」の導入によって戦闘中の操作ミスも防げるようになりました。
作り込まれた世界と美しい音楽が魅力的なドラクエ3、ぜひプレイしてみてくださいね♪