ドラゴンクエスト(以下、ドラクエ)シリーズを遊び尽くしている人は、どの魔王も一筋縄では倒せないことを熟知していることでしょう。
しかしそれぞれの魔王が、どのくらい世界征服を達成していたか、と訊かれると、頭を抱えてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、強力な魔王たちの中でも「世界征服にもっとも近づいた」と評価できる魔王トップ5をご紹介!
ドラクエ好きな方にはぜひ知っておいて欲しい魔王たちの情報が盛りだくさんです。
●こんなことがわかる記事です
- 世界征服一歩手前だった魔王ベスト5
- 魔王が行った世界征服の策略
それでは解説していきます。
もっとも世界征服に近づいた魔王ベスト5
(引用:https://www.ge-mu.xyz/entry/2019/08/15/113000)
さっそく、ドラクエの世界を征服手前まで侵略した魔王トップ5を紹介します。
●もっとも世界征服に近づいた魔王ベスト5
- 第5位 竜王
- 第4位 ゾーマ
- 第3位 ウルノーガ
- 第2位 デスタムーア
- 第1位 オルゴデミーラ
では、5位から順にみていきましょう。
第5位 竜王
(引用:https://mamepan.net/entry/ryuo-history)
シリーズの原点、初代ドラゴンクエストのラスボスこと竜王が5位にランクインしました。
ラダトームの城の目と鼻の先にある魔の島に、根城を構える竜王。ちなみに変身前は「りゅうおう」と表記されます。
竜王が行なったことをさらっとまとめると、
- ラダトームのローラ姫を誘拐
- ドムドーラなど複数の町を破壊する
- 光の玉を奪い、魔物の封印を解く
- 勇者の武具を各地に隠す
勇者が目の間に現れても慌てず騒がず。
「もし わしの みかたになれば せかいの はんぶんを やろう」と、自身の配下になるよう交渉する落ちつきぶりです。
ちなみに外伝作品であるドラクエビルダーズでは、そんなもしもの世界を再現しています。
(引用:https://gameranbu.jp/dq10/4edcfa14432848130775)
闇に閉ざされた世界を救う自信がある勇者は、挑戦してみてくださいね。
第4位 ゾーマ
(引用:https://store.jp.square-enix.com/item/MW36087_1.html)
カリスマ魔王として有名なゾーマ様が4位にランクイン。
数々の苦難を乗り越えようやく戦うことになる魔王バラモス。そのバラモスを倒して平和が戻ったかと思った直後に現れる黒幕です。
まず驚きなのが、ゾーマはプレイヤーがバラモス討伐の旅をするより前に、地下世界アレフガルドを征服していたこと。
さらには竜王と同じく勇者の登場に備えて、下記のような対象を行なっていました。
- ひかりのよろいやゆうしゃのたてを、強力な魔物がはびこるダンジョンの奥に封印
- 勇者の武器である王者の剣を破壊する
- 精霊ルビスを石化によって封印
またゾーマの世界征服がはかどった背景には、部下の優秀な働きも大きく影響しています。
●ゾーマの部下による功績
- やまたのおろち→ジパングを統治
- ボストロール→サマンオサを支配
- キングヒドラ→勇者の父親を殺害
(引用:https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=12122)
優れた上司がいる組織には、優秀な部下が集まってくるということですね!
というわけでカリスマ魔王ことゾーマ様が、世界征服ランキング第4位となりました。
第3位 ウルノーガ
(引用:https://70okugame.com/dq11/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%AC%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%BD%A2%E6%85%8B%EF%BC%89%E3%81%AE%E6%94%BB%E7%95%A5)
第3位は、ナンバリングタイトル最新作(2022年現在)、ドラクエ11の魔王ウルノーガです。
かつて勇者と呼ばれたローシュとともに旅をしていた魔法使いウラノスが、邪神二ズゼルファの邪悪なちからによってウルノーガになったといわれています。
ゲームスタート前~直後にかけて、ウルノーガは下記の王国の壊滅に成功しています。
- プワチャット王国
- バンデルフォン王国
- ユグノア王国
またユグノア王国の侵攻時に、ウルノーガはデルカタール王に憑依。
その後、16年もの間、デルカタール王国の王として、国を統治します。
(引用:https://angry-mhm.com/post-23331/)
ウルノーガの策略により、勇者である主人公は物語序盤からお尋ね者となってしまいます。
兵の信頼を積み重ねてきたからこそ、勇者を捉えるなどという命令にも逆らう者はいません。
とくに、ウルノーガに魂を売っていたホメロスは、主人公の育ったイシの村を滅ぼすなど残忍な言動が際立ちました。
ウルノーガ自身が本格的に動いたのは主人公たちが命の大樹にたどり着いたころ。
主人公から勇者のチカラを奪い、命の大樹に封印されていた勇者の剣をも自らの手中に収めます。
(引用:https://otakaranet.com/doragonquest11story-2.html)
その結果、命の大樹の消失、そしてパーティの要のひとり、ベロニカの命を奪うことにも成功。ロトゼタシアの征服に王手をかけます。
さらに、世界征服の障害となる邪神二ズゼルファの復活も阻止するなど抜かりがありません。
その後は部下である六軍王にロトゼタシアの支配を任せ、ウルノーガ自身は冥府へ侵攻。
フィールドの魔物が強化されたこともウルノーガによる影響です。
(引用:https://www.parashifter.com/archives/tag/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%AC)
第2位 デスタムーア
(引用:https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/9753.html)
惜しくも第2位だったのは、ドラクエ6のラスボス、デスタムーアです。
並いる魔王たちの中でこの順位を勝ち取った要因は、ゲーム開始時点で、すでに現実世界の支配に成功している点です。
とくに下記の施設や都市は、自身にとって危険であるとして、壊滅まで追い込んでいます。
- 人間たちの秘めたちからを増幅させる「ダーマ神殿」
- 強力な武具やアイテムを多数所持している「メダル王の城」
- 究極呪文「マダンテ」をこの世に残す魔法都市「カルベローナ」
しかし用心深いデスタムーアの侵攻はそれだけに留まりません。
デスタムーアが目をつけたのは人々がみる夢の世界。上記の滅ぼした施設や都市が、人々の心の中にあり続けることが許せなかったようです。
まずは夢の世界を統治していたゼニス城を封印。ダーマ神殿やメダル王の城、カルベローナなども同様に封印します。
封印が簡単に解かれることがないよう、それぞれの封印場所に「ムドー」「ジャミラス」「グラコス」「デュラン」といった強力な部下を配置。
(引用:http://kebihabi.blog87.fc2.com/blog-entry-141.html?sp)
さらに現実世界、夢の世界とは別に狭間の世界を創造。ムーア城を居城として世界征服を確固たるものにするため暗躍します。
●デスタムーアが行ったこと
- 主人公の故郷ライフコッドを、まおうのつかいたちに襲撃させる
- オルゴーのよろいを所持するグレイス城を自滅に追い込む
- 大賢者マサールを牢獄の町に捕らえる
- 天馬を石に封印する
などなど例をあげればキリがありません。
デスタムーアの唯一の誤算は、夢の世界と現実世界を行き来できる主人公たちの存在。
それさえなければ、デスタムーアが世界征服を達成していた可能性は高いですね!
第1位 オルゴデミーラ
(引用:https://game8.jp/dqwalk/378620)
映えある第1位に輝いたのは、ドラクエ7よりオルゴデミーラです。
オルゴデミーラはデスタムーアと同じく、ゲーム開始時点ですでに世界の大半を手中に収めています。
唯一封印を逃れていたのが、主人公やマリベル、キーファたちが住むエスタード島だけでした。
「様々な災いの種をまき、人間たちが絶望したところを一気に闇に引きずり込む」という作中の説明からも分かるとおり、オルゴデミーラが狙っていたのは土地ではなく人間だったようです。
世界を闇に封印する障害となった神や4精霊、英雄メルビンたちの攻撃を退け、撃退にも成功。
主人公たちが石板を使って封印された地を解放していくと、石板の先「魔空間の神殿」で、神と一戦交えたばかりのオルゴデミーラと相まみえることになります。
(引用:https://xn--o9j0bk7qoi1fn42z6lo.net/archives/14077)
神との闘いの傷が残っていたオルゴデミーラはこの闘いに敗北。しかしオルゴデミーラは偽りの神としてふたたび世界に現れることになります。
その際、主人公が所持していた闇のルビーを奪いとり、より強力なちからを使ってふたたび世界を闇の中へと封印。
ダーマ神殿や4精霊にまつわる土地にはより強力な封印が施され、ルーラはもちろん旅の扉も使用不可。
また自分一人で世界征服を達成するのではなく、部下としっかり連携をとって各地の封印を管理していたこともオルゴデミーラの評価が高かった一因です。
具体的にいうと、他作よりも魔王の部下が、魔王の目的に沿った行動をとっています。
たとえばゼトという魔物は、オルゴデミーラのちからをより強大にするため、人間たちに魔王像を建造させます。
●オルゴデミーラのために動いていた敵の一例
- フォロットを侵攻していたからくり兵団のボス「マシンマスター」
- ダーマ神殿を支配していた「アントリア」
他にも多くの魔物が魔王の目的達成のため動いていたことがうかがえます。
そんな盤石の体制でも世界征服が失敗してしまったのは、神との戦いでとどめをさせなかったこと。
神が残したエスタード島のほこらを、主人公やキーファに発見されてしまったことが、結果としてオルゴデミーラを敗北に追い込むこととなりました。
(引用:https://tapittalk.com/dq7-orgodemir/)
主人公たちと「魔空間の神殿」で戦うのが、傷の癒えたベストタイミングだったなら、返り討ちにすることもできたかもしれませんね。
というわけで! 世界中を闇に閉ざし、神を倒すだけの強力なちからを持ち、さらに部下を上手に動かす能力にも長けていたオルゴデミーラが第1位に輝きました!
まとめ
もっとも世界征服に近づいたドラクエの魔王たちを紹介してきました。
今回紹介した魔王たちが支配する世界を救うのは、かなりの難関。それでも挑戦したいという勇者は、ぜひそれぞれのタイトルをプレイしてみてくださいね。
また今回は紹介できませんでしたが、世界征服ランキングに入っていてもおかしくない魔王はたくさんいます。