今回は、ドラクエ7リイマジンドを実際にクリアしたので、良かったところと残念だったところを正直にレビューしていきます!
若干のネタバレを含むので未プレイの方はクリアしてからご覧ください。
ドラクエ7リイマジンドとは
単なるリメイクではなく現代向けに再構築された作品
まずドラクエ7リイマジンドって何?という方のためにサクッと基本情報から説明しますね。
「Reimagined」は再構築という意味です。2000年にプレステで発売されたドラクエ7を、現代向けに作り直したリメイク作品です。単なるグラフィックの向上だけじゃなくて、システムやストーリーの流れまで見直されているんです。だからリメイクじゃなくてリイマジンドなんですね。
ちなみにSteamでの高評価率は90%を超えていて、ドラクエ3 HD-2Dの53%やドラクエ1&2の83%を大きく上回っています。メタスコアも83点を獲得しています。
特におすすめしたい人
ドラクエ初心者・挫折した人・忙しい社会人に最適
特におすすめしたい人は3タイプです!
- ドラクエシリーズ初めての人と久しぶりの人
ドラクエって名前は知ってるけどやったことない人や、子供の頃にやったきりで20年以上触ってない人には、このリイマジンドが最適な入口になります。今作は令和のゲームとして徹底的に遊びやすく再設計されていて、難易度選択、オートバトル、ファストトラベル、ミニマップ表示など、現代のRPGに求められる快適機能がすべて揃っています。昔のドラクエを知らなくても全く問題ありません。むしろ変な先入観がない分、純粋に楽しめるかもしれませんね。
- ドラクエ7を挫折した人
これが一番声を大にして言いたいことなんですが、過去にドラクエ7で挫折した人こそ今作をプレイすべきです!オリジナル版や3DS版で長すぎて途中でやめた人、石板探しで心が折れた人って本当に多いと思います。私の周りにも序盤で投げた人がゴロゴロいました。でもリイマジンドは違います!あの悪夢のような石板探しは大幅に簡略化されて、ストーリーのテンポも劇的に改善されています。長すぎて挫折しがちだったドラクエ7を、最後まで遊びやすく再構築したのが今作なんです。
- プレイ時間が限られている社会人ゲーマー
ドラクエ7は1話完結型の短いエピソード構造になっていて、オートセーブや細かな石像の配置により、1日30分から1時間程度の短いプレイサイクルでも着実に進行できます。忙しい社会人にも優しい設計なんです。
遊びやすくなったポイント

最初の戦闘までの時間が2時間から30分に短縮された
遊びやすくなったポイントは5つあります!
- モンスターとすぐに戦闘できるようになったこと
オリジナル版をプレイした人なら分かると思うんですが、最初の戦闘に入るまでにかなり時間がかかる作品でした。プレステ版では謎解きと探索のみで1時間から2時間以上必要だったんです。ひたすら探索とイベントを見続けて、どこに行けばいいかわからなくて途方に暮れた思い出があります。いつになったらモンスターと戦えるんだってイライラしましたよね?途中で眠くなった人もいるんじゃないでしょうか。
でもリイマジンドではそのテンポの悪さがしっかり改善されていて、なんと30分から45分程度で最初の戦闘を体験できるようになりました。世界観の情報量やプロットの重要性を損なうことなく、ここまで短縮されてるのは本当にすごいことですよ。
石板探しが「探す苦痛」から「集める快感」に転換された
- 石板探しのストレス激減
ドラクエ7といえば避けて通れないのが石板探しです。ストーリーを進めるために石板のカケラを集めて新たな島を開放していく必要があるんですが、オリジナル版ではこの石板が理不尽な場所に隠されていて、広大な世界をあてもなく彷徨うストレスが未プレイ者から敬遠される最大の要因でした。実際はエンゴウの占いでヒントはもらえたみたいですが、いちいち移動するのも大変だったから苦痛なのは変わらなかったんですよね…。あの悪夢は忘れられません。
リイマジンドではこのシステムを「探す苦痛」から「集める快感」へと見事に転換しています!町やダンジョンを自然に探索する流れの中で石板が次々と発見できるよう再配置されていて、特にストーリーの進行に合わせてNPCが自然に石板を手渡してくれる演出が大幅に増加しました。さらにミニマップに石板の位置が表示されるようになりました。堀井さんも「石板探しは楽になってます」って言ってましたよね。かつて語り継がれた「石板探し=地獄の苦行」という印象は、完全に塗り替えられたと言っていいですよ。
オートバトル・バトルスピード・戦闘スキップで時間を無駄にしない
- 戦闘システムの快適化
まずオートバトル機能が追加されました。ボタン1つでオートバトルをON/OFFできて、ONにすると最速設定で勝手に次々行動していきます。さらにバトルスピードを「超はやい」に設定できたり、格下の敵との戦闘をスキップする機能も追加されています。レベル上げや熟練度上げがサクサク進むから、貴重な時間を無駄にしないで済みますよ。
- 移動とUIの改善
リメイク版では最初からマップでルーラを使用可能なんです。レベル上げなくても使えるんですよ!私も最初はびっくりして二度見しました…。しかも今作は道具袋が一元化されました。これまでの作品ではキャラごとに薬草とかを持たせる必要があって正直かなり使いづらかったんですが、今回は全員で共有できるようになりました。オート戦闘時には道具袋から自動で回復してくれるし、売り買いの手間も大幅に省かれてストレスがかなり減りました♪今後のドラクエでも道具袋が一元化されたら、タンバリン係が特定のキャラじゃなくなるかもしれませんね(具体的なキャラ想像して話してるでしょ…)
- 難易度選択の自由度
今作では難易度を自由に選べるようになりました。「楽ちんプレイ」「バッチリ冒険」「いばらの道だぜ」の3段階に加えて、敵の強さや取得経験値量を細かく設定できる「自由にせってい」も用意されています。「楽ちんプレイ」だとこちらが与えるダメージ量が増えて敵の強さが抑えられて獲得経験値も増加します。しかも戦闘終了後には全員のHPが回復する仕様だから、ストーリーをゆったり楽しみたい人に最適ですよ。逆に「いばらの道だぜ」を選んでも正直そこまで難しくはなく、ラスボス付近まではいばらの道でも普通に進めます。ちょっとがっかりしましたが、ラスボス付近はそれなりに歯ごたえのある難易度になりますよ。
職業システムの進化
バーストモードと職業の掛け持ちで戦略性が大幅アップ
職業システムの進化ポイントは4つあります!
- バーストモードの追加
リイマジンドでは「職業とくせい」という新システムが追加されました。戦闘中にバーストチャージ状態になると、各職業ごとに強力な効果を発揮できるんです。例えば戦士のバーストは攻撃力と会心率がかなり上昇する効果、僧侶のバーストは味方全体を守るバリア効果、魔法使いのバーストは敵の耐性を見抜いて属性攻撃がより効きやすくなる効果。職業ごとに役割がハッキリしたから、パーティ編成を考えるのが楽しくなりましたよ。
- 職業の掛け持ちシステム
アイラがパーティに加入した後、ダーマ神殿にいるミレッカに話しかけると、2つの職業を同時に育成できるようになります。例えば戦士と僧侶をセットしてると、メタル斬りで攻撃しつつHPが低い時はホイミで回復する、っていう柔軟な立ち回りが可能になります。育成の幅が大きく広がりましたよ。
- どこでも転職できるようになった
今作では「ダーマの水晶」という新アイテムが追加されました。これを使うことでダーマ神殿に戻らなくてもどこでも転職が可能になったんです。毎回神殿に戻るの面倒でしたもんね。
- 弱点属性の可視化
メラが弱点なら敵にターゲットを合わせると「ばつぐん!」って表示されます。これは攻撃呪文だけじゃなくてマヌーサやラリホーみたいなデバフ呪文にも適用されています。今までのドラクエだとボス戦でイチかバチかマヌーサかけたりしてませんでしたか?結局耐性があって効かなかった思い出が…。ドラクエはFFと比べて呪文の属性が軽視されてきた傾向がありましたが、この改善によって属性の使い分けの重要度が高まりました。戦略性が増して戦闘がより楽しくなっていますよ。
モンスターの動きが見てるだけで楽しい
シンボルエンカウントでモンスターたちの日常が見られる
リイマジンドでは敵の出現方法がランダムエンカウントからシンボルエンカウントに変更されました。マップ上で敵と接触しなければ戦闘を避けられる仕様です。でもそれだけじゃないんです!
このシンボルエンカウントが見てるだけで楽しいんです!スライムたちがみんなで仲良く輪になって跳ねてたり、モンスターたちの日常が見られるような微笑ましい光景が随所にあります。「ドールルック」という鳥山明先生のイラストタッチを忠実に再現したジオラマチックな3DCG表現と相まって、箱庭の中でフィギュアが動いてるような温かみを感じます。敵として戦うのがちょっと申し訳なくなるくらい可愛らしい動きをしてくれるんですよね。思わずスクリーンショット撮りたくなる場面が何度もありましたよ。
ストーリーの追加要素
大人になったキーファとの再会と「種泥棒」問題の解消
ストーリーの追加要素で特に良かったのは2つあります!
- 大人になったキーファとの再会
今作最大のサプライズは大人になったキーファが登場すること!しかも一緒に冒険するシーンまであるんです。ただし正式なパーティ加入じゃなくて、あくまでゲストキャラ扱いでの登場です。でも原作ファンからすれば、あのキーファと再び冒険できるっていうだけで感慨深いものがありますよね。
ここで大事なポイント!オリジナル版でキーファは「種泥棒」って呼ばれてたの知っていますか?オリジナル版ではキーファの離脱が事前警告なしに唐突に行われて、プレイヤーが彼につぎ込んだ「種」というステータス強化アイテムや育成時間がすべて無駄になるという凶悪なシステム的ペナルティがあったんです。だから長年プレイヤーコミュニティで「種泥棒」という不名誉なレッテルを貼られていました。
でもリイマジンドでは、キーファがなぜユバール族に肩入れしたのか、なぜ踊り子ライラと共に過去の世界に残る決断をしたのか、その心理的な動線と背景を補完するエピソードが丁寧に描かれています。この追加描写により唐突だった別れに説得力が生まれて、「納得できる別れになった」とか「原作より胸が苦しくなった」という声が多数寄せられています。気づいたらキーファ推しになってたって人もいるくらいです。システム的損失が物語的カタルシスに昇華されたんですね。
- 周囲のキャラクターの掘り下げ
ヒロインのマリベルがなぜ主人公に絶対的な信頼を寄せているのか、そのエピソードが追加されました。あと冒険の始まりで父ボルカノが背中を押すシーンの演出も強化されていて、各キャラクターの行動原理がより明確になりました。全編にわたるキャラクターボイスの追加も相まって、物語への没入感が飛躍的に向上しています。特にウッドパルナのマチルダさんの声が美しすぎて震えましたよ。
正直に残念だったところ
仲間との会話バリエーションが少なく感じた
ここからは正直に残念だったところを紹介しますね!残念だったところは5つあります。
- 仲間との会話バリエーションが少ないこと
今作では仲間と会話できるし、大事なことを話したい時は仲間が「話したそうに」要求してくるのも可愛いんですが、正直雑談系の会話が少なく感じました。次に行くべき場所を教えてくれる機能は便利なんですが、ストーリーに関係ない日常的な会話がもっと欲しかったです。ドラクエ7は仲間のリアクションを見ながら旅を楽しむものって染み込んでる人には少し物足りないかもしれません。個人的にはプレステ版の戦闘中会話は本当に神だったから、正直復活を期待してたんですよね…。追加されたボイスは素晴らしいんですが、会話のバリエーション自体はもう少し欲しかったです。
カジノと移民の町の削除、モンスター職の廃止
- カジノと移民の町の削除
ストーリーの削除については個人的にはそこまで気になりませんでした。クレージュ、リートルード、プロビナの3つのシナリオがカットされてますが、本筋には大きく影響してないと感じました。でもカジノと移民の町の削除は正直キツかったです。カジノはドラクエ4で初登場して以降、すべての作品に登場してたシリーズおなじみのミニゲームです。それがなくなってしまうのはかなり寂しいですよね。堀井さん曰く「対象年齢が上がってしまうから」という理由らしくて、海外でのギャンブル規制の影響が大きいみたいです。一応カジノの中にあったラッキーパネルは調整を加えた上で登場してるから完全にゼロじゃないんですが、スロットやポーカーで遊びたかった気持ちは残りますね。移民の町やモンスターパーク、世界ランキング協会も削除されました。やり込み要素として楽しみにしてた人には残念なポイントかもしれません。
補足なんですが、リートルードって実は重要な拠点だったんです。オリジナル版ではリートルードで「時の砂」という超強力アイテムが入手できました。戦闘を戦闘開始時まで巻き戻せる便利なアイテムで、ボス戦やメタル狩りで重宝されていたんです。リイマジンドでは時の砂も一緒に削除されちゃいました。それは痛いですね…。
- モンスター職の廃止
これはやり込み派にとって大きなマイナスポイントです。オリジナル版ではモンスターの心を集めてモンスター職に転職できたんですが、リイマジンドではこのシステムが完全に廃止されました。代わりにモンスターの心はアクセサリーとして装備できるようになってるんですが、100時間以上かけてゲームの隅々まで遊び尽くしたいヘビーゲーマーにとっては物足りなさが残る設計になっていますね。
- ゴッドハンド一強問題
今作では上級職固有の強力な特技を他の職業に持ち越すことが制限されました。その結果、特定の強力な職業への極端な依存が生まれてしまいました。具体的にはゴッドハンドの絶対的優位性です。ゴッドハンドは最強クラスのバースト特技である「分身」を習得できて、特技アタッカーとしての適性が図抜けて高いんです。勇者と組み合わせる職業かけもちシステムで、この2職をマスターしたキャラクターが圧倒的な火力を誇るようになります。終盤の最適解がゴッドハンドに収束しちゃうんですよね。育成の自由度を整理した結果、皮肉にもパーティ編成が固定化されやすくなってしまいました。自由なビルド構築を楽しみたい人には物足りないかもしれません。
- 一部の鬱展開がマイルドになったこと
ドラクエ7といえばシリーズ随一の鬱シナリオが有名です。マチルダ、ゼボットとエリー、レブレサックなど、人間のエゴや歴史の残酷さを突きつけるエピソードがプレイヤーにトラウマを植え付けると同時に、本作を他のJRPGとは一線を画す作品にしていました。オリジナル版の理不尽な後味の悪さこそがドラクエ7の魅力だったのに、って思う古参ファンからは批判の声もあります。ただしすべての鬱展開が排除されたわけじゃないから、この辺りはぜひプレイして確認してください!
結論:買いの作品
挫折した人・初心者・社会人ゲーマーにおすすめ
ここまで良かったところと残念だったところを紹介してきましたが、結論としてこのゲームは買いの作品だと思います!
正直あれほど人を選ぶ作りだったドラクエ7を、ここまで多くの人が遊びやすい形に仕上げてくるとは思っていませんでした。実際にプレイしていても随所に工夫や配慮が感じられて、ただただ感心させられる場面が多かったです。
おすすめな人・おすすめできない人
| おすすめな人 | おすすめできない人 |
| ドラクエ7を挫折した人 | オリジナル版の完全再現を求めてる人 |
| ドラクエシリーズが初めて・久しぶりの人 | カジノや移民の町などのやり込み要素を期待してる人 |
| プレイ時間が限られている社会人ゲーマー | モンスター職や複雑なシステムで極限まで育成したい人 |
| 重厚なストーリーのRPGを楽しみたい人 | 原作の理不尽な鬱展開こそが魅力だと思ってる人 |
そして何より、ドラクエっていうシリーズの可能性をもう一段先へ進めた作品だとも思いました。冗長な苦痛を削ぎ落とし物語の本質だけを鋭く提示した制作陣の取捨選択は、長大すぎる古典JRPGを現代に蘇らせるための一つの理想的な模範解答を示したと言えます。
この流れなら今後の完全新作はもちろん、天空シリーズの新リメイクにも大いに期待したくなります。シリーズの未来に久しぶりに明るい希望を感じさせてくれた、ドラクエ7リイマジンドはそんな一本です。
皆さんのプレイした感想やおすすめポイントがあれば、ぜひコメント欄で教えてください!
ブログではお伝え出来ない内容やお得な情報をYouTubeにアップしています♪
初心者の方にもわかりやすいように動画制作を行っているので是非見てくださいね(‘ω’ )
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