ドラゴンクエスト2(以下、ドラクエ2)は、大人気RPG『ドラゴンクエスト』シリーズの第2弾にあたり、「悪霊の神々」という副題が付いています。
初代ドラクエに続く「ロト三部作」の2作目で、前作から100年後の世界が物語の舞台!
ファミコンで発売されて以来、スーパーファミコン、ゲームボーイ、スマートフォン、プレイステーション4、ニンテンドー3DSなど、様々な媒体でリメイクされています。
今回はそんなドラクエ2について、プレイするのにオススメの端末とともにご紹介しますね♪
⚫こんな方に読んでいただきたい記事です。
- ドラクエ2について知りたい。
- ドラクエ2を遊ぶのにどの端末がオススメなのか知りたい。
ドラクエ2はどんな端末で遊べる?
(引用元: https://www.jp.square-enix.com/dqsp/dq2/)
そもそもドラクエ2はどんな端末で遊べるのでしょうか。
ドラクエ2はこれまでに様々な媒体で発売されています。
今回はその中でも特に人気のあるファミコン版、スーパーファミコン版、スマートフォン版についてご紹介します!
ファミコン版
(引用元: https://image.itmedia.co.jp/l/im/business/articles/1604/14/l_meijin01_mf.jpg#_ga=2.183808293.201839650.1644573010-502005856.1644573008)
ドラクエ2は1987年1月26日、「勇者の伝説が再びよみがえる」というキャッチコピーのもと、ファミコンを最初の媒体として発売されました。
主要スタッフは前作から引き続き、脚本・堀井雄二、キャラクターデザイン・鳥山明、音楽・すぎやまこういち。
前作の人気に乗っかって今作も発売直後から売り切れが続出し、「ドラゴンクエスト現象」を生み出すまでに至りました。
また、今作は歴代ドラクエ屈指の難易度を誇るともいわれており、多くのプレイヤーを泣かせてきたことでも有名です。
ファミコン版の特徴は?
では、ファミコン版のドラクエ2にはどのような特徴があるのでしょうか。
主なものを4つにまとめてみました。
- パーティー制の採用
- 塔ダンジョンが登場
- シリーズ初の「船」登場
- コマンドの整理
1つずつ解説していきますね。
1.パーティー制の採用
(引用元: http://dqt-matome-sokuhou.xyz/archives/9607274.html)
今作からパーティー制が採用されました。
ゲームスタート後しばらくは主人公1人での冒険が続くものの、途中からサマルトリアの王子、ムーンブルクの王女が加入し、最終的に3人でパーティーを組むことになります♪
個性もきちんと分かれていて、それぞれ能力や覚える呪文、装備できる武器や防具も違っています!
パーティー制は今作以降のドラクエにも受け継がれており、ドラクエシリーズの基礎がここで築かれたといえるでしょう。
パーティー制の採用により、モンスターも今作から複数で現れるようになりました。
今作におけるパーティー制で一番素晴らしいのが、フィールド音楽が途中から変わること!
ムーンブルクの王女が仲間になるとフィールド音楽が華やかなものに変わり、冒険に華を添えてくれます。
これを聴くためだけにでもプレイする価値はありますね♪
2. 塔ダンジョンが登場
(引用元: https://www.tsapps.net/dq/dq2-fc/levelmax-diary-vol05)
今作では新たに塔ダンジョンが登場しました。
前作では下層階へと進めていく洞窟ダンジョンがありましたが、塔ダンジョンは上層階へ上っていくもの。
外縁や吹き抜けから落ちると地上に出たり、下層階に着地ができます!
今作では、この方法を用いないとクリアできない場所もあるとか。
3.シリーズ初の「船」登場
(引用元: http://cutuv.seesaa.net/article/94892276.html)
今やドラクエには欠かせないお馴染みの乗り物「船」。
これが最初に登場したのも今作からです。
船の登場によって冒険の幅が大きく広がることになりました。
船での移動中もモンスターとの戦いは発生し、前作よりもリアルな冒険が楽しめます。
4. コマンドの整理
(引用元: https://sho5.hatenablog.jp/entry/2019/02/07/213116)
前作での8つのコマンド「はなす」「つよさ」「かいだん」「とびら」「じゅもん」「どうぐ」「しらべる」「とる」が整理されました。
1つのコマンドに複数の役割を持たせるなど余分なものが削除され、今作では「はなす」「つよさ」「そうび」「じゅもん」「どうぐ」「しらべる」の6つになっています。
ここで注意すべきなのは、「そうび」
入手した武具は所持しているだけでは意味がありません!
「そうび」コマンドを使用して装備させることで初めて効果を発揮するようになっています!
スーパーファミコン版
(引用元: https://www.suruga-ya.jp/product/detail/817010023)
スーパーファミコン版のドラクエ2は、「目を開けて夢を見よ」というキャッチコピーのもと、1993年12月18日に発売されました。
その際、初代ドラクエも合わせて1本のソフトとして発売されており、タイトルは『ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ』となっています。
ファミコンからのリメイクに伴って操作性やグラフィックが向上したほか、ゲームバランスも微調整されたことでファミコン版に比べると少し難易度が下がりました。
スーパーファミコン版の特徴は?
スーパーファミコン版のドラクエ2の特徴について、下記に5つ挙げてみます。
- 「べんりボタン」機能の登場
- シナリオ、楽曲の追加
- 習得できる呪文の追加・変更
- サマルトリアの王子の装備可能武器が追加
- セーブシステムの登場
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.「べんりボタン」機能の登場
ボタン一発で会話や調査ができる「べんりボタン」機能が登場し、冒険が格段にスピードアップ!
わざわざコマンド画面から選択するという作業は地味に時間のかかるものですが、ボタン1つで済ませられるようになったのはとてもありがたいですね。
2. シナリオ、楽曲の追加
(引用元: https://ameblo.jp/mh-0077/entry-11371539769.html)
ゲーム開始時のオープニングシーンが追加されました。
これに伴い、該当場面のBGMも新たに追加されています。
ほか、サマルトリアの王子が一時離脱するイベントも追加。
そのまま残りの2人(主人公とムーンブルクの王女)のみでゲームクリアすることも可能になっています。
3.呪文の微調整
作中で使われる呪文について微調整されました。
呪文の追加・削除、呪文のもつ威力の強化あるいは弱化など、呪文に関するバランスが調整されており、ファミコン版に比べるとゲームがクリアしやすいようになっています。
ファミコン版は歴代ドラクエの中でも屈指の難しさといわれていましたから、これは嬉しいことですよね。
4.サマルトリアの王子の装備可能武器が追加
(引用元: https://play.yaguchimemo.xyz/entry/dq2/00)
サマルトリアの王子は武器攻撃も呪文もOKなキャラクター。
とはいえ、装備できる武具が貧弱で真っ先に倒されやすく、その中途半端な性能が冒険の難易度を上げてしまっていました。
スーパーファミコン版では「ロトのつるぎ」「ひかりのつるぎ」「はかいのつるぎ」が装備できるようになり、打撃要員としての役割がアップしています。
5.「冒険の書」によるセーブが可能
(引用元: https://chara.ge/dragon-quest/dragon-quest-1-2-3-roto-omoide-boukennosyo/)
バッテリーバックアップシステムの搭載により、「冒険の書」としてセーブが可能に!
ファミコン版では、ゲーム再開時に上の画像のような「ふっかつのじゅもん」を入力しなければならず、これがなかなかうまくいかずにプレイヤー泣かせとして有名でした。
「ふっかつのじゅもん」を入力するストレスがなくなったことでスムーズにゲームを再開できるようになったのは、大きな魅力ですね♪
スマートフォン版
(引用元: https://www.jp.square-enix.com/game/detail/dq2/)
スマートフォン版は、2014年6月26日にリリースされました。
対応機種は、iOSとAndroid。
「App Store」、「Google Play」、「amazon appstore」で購入OK。
このうち「App Store」と「Google Play」の場合は「ドラゴンクエストポータルアプリ」をダウンロードすることになっており、その中で遊ぶことができます。
スマートフォン版の特徴は?
スマートフォン版のドラクエ2は基本的にはスーパーファミコン版の内容を引き継いでいます。
ゲームクリアがしやすいよう全体的にさらに調整が加えられ、グラフィックもスマホ版に合わせて見やすくなりました。
スマホ版の主な特徴を4つ挙げてみます。
- 世界地図の所持
- 獲得経験値の増加
- 最大レベルの統一
- 裏技・バグの解消
1つずつ見ていきましょう。
1. 世界地図の所持
(引用元: https://iphoneac.com/DQ2.html)
スマホ版では、世界地図を最初から所持しています。
世界地図は、冒険をスムーズに進める上では欠かせません。
ところが、スーパーファミコン版では途中で入手できるものの、ファミコン版ではそもそも世界地図が存在していませんでした。
世界地図があることでゲームが進めやすくなったのはありがたいですよね。
2. 獲得経験値の増加
戦闘終了後にモンスターから獲得できる経験値が増加しています。
レベルアップの際に必要な経験値も下がっているため、ファミコン版に比べるとレベルが上がりやすくなっています。
なかなかレベルが上がらなくてイライラした、という経験はこれで解消できそうですね♪
3.最大レベルの統一
(引用元: https://ameblo.jp/chikaradaifuku/entry-12622991347.html)
キャラクター全員の最大レベルが統一されています。
スーパーファミコン版までの主人公は最大レベル50、サマルトリアの王子は最大レベル45、ムーンブルクの王女は最大レベル35でした。
全員が同じレベルに統一されたことでレベルアップに必要な経験値などが変更されています。
4. 裏技・バグの解消
(引用元: https://yuliber.gameanalyze.com/dq2-sumaho-sekaiju.html)
スマホ版では、スーパーファミコン版でできた裏技やバグが解消されています。
これにより、ゲームに致命的な影響を与えることがなくなったのはありがたい限ですよね!
ただ、重要アイテムが量産できるという裏技も解消されているため、これに関しては残念に思っている方はいらっしゃるかもしれません。
スマホ版をオススメする3つの理由
以上、ドラクエ2がプレイできる端末について3つご紹介してきました。
それらの端末のうち、もっともオススメなのはスマホ版です!
ここからは、その理由について見ていきましょう。
1.スマホがあればプレイ可能!
(引用元: https://www.jp.square-enix.com/dqsp/dq2/)
ゲームをプレイするためには、そのゲームをプレイできる端末がどうしても必要です。
しかし、わざわざ購入するとなるとその分の費用もかかってしまい、加えて余計なスペースもとってしまうのが辛いところですよね。
その点、スマホ版の場合は手元にスマートフォンが1台あればアプリをダウンロードしてプレイができるため、別で端末を買うよりも安く費用を抑えることができます!
また、端末を別で持ち歩く必要もないため、ちょっとした時間を使ってどこでも気軽にゲームを楽しむことができるのも魅力的ですね♪
2.世界地図の存在で冒険が楽に!
(引用元: https://www.jp.square-enix.com/dqsp/dq2/)
スマホ版ではゲームスタート時から世界地図を所持しています。
画面上の地図アイコンをタップすれば確認できるようになっており、この手軽さが冒険を楽にしてくれます。
世界地図があることによって自分がどこに向かうべきかが一目瞭然なため、RPG初心者の方にとっても嬉しい!
3.難易度が調整されていてクリアしやすい!
ファミコン版のドラクエ2は、ドラクエ史上屈指の難易度といわれていました。
その理由としては、序盤から登場する雑魚敵が強いこと、ダンジョンに仕掛けられたトラップの多さ、謎解きに対するヒントがないことなどが挙げられます。
スマホ版ではゲームバランスが調整されており、3人のキャラクターの最大レベルも統一されたため、ファミコン版に比べると少し難易度が下がっています。
昔よりクリアしやすくなったと聞けば、これはもう挑戦してみるしかないですね!
【デメリット】追加要素が一切ない
他のドラクエシリーズの場合、リメイク作品には追加要素が盛りだくさんで、よりゲームを楽しめるようになっていました。
ところが、ドラクエ2にはこれといった追加要素がなく、あくまで本編に沿ってゲームを進めていくだけ・・・。
本編以外の追加要素も楽しみたいと期待されていた方にとっては、残念に感じられるかもしれません。
まとめ
(引用元: https://www.jp.square-enix.com/dqsp/dq2/)
ドラクエ2について、プレイできる端末とオススメの端末をご紹介してきました。
ドラクエ2はパーティー制の採用や船の登場など、現在のドラクエシリーズをつくるもとになったという点で非常に貴重な作品です。
今作ではムーンブルクの王女が仲間になった後からフィールド音楽が変わるため、プレイ経験のある方はこれに感動したという方も多いはず!
ファミコン版はプレイヤー泣かせの難易度の高さにも定評がありますが、スマホ版ではゲームバランスが調整され、クリアしやすくなっています。
他のリメイク作品と違って追加要素やミニゲームなどが一切ないのが残念なところですが、そのシンプルさがかえって遊びやすいかもしれません。
スマホ1台でいつでもどこでも気軽にプレイできるのも嬉しい♪
現在に至るまでのドラクエシリーズの基礎をつくったドラクエ2、ぜひプレイしてみてくださいね♪♪