ドラクエシリーズ最新作「ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎」の進捗状況について、最新情報をお届けします。
大幅なシステム変更が予告されているナンバリング最新作について、堀井雄二氏の発言を中心に徹底解説します。
ドラクエ12の現状と堀井雄二氏の注目発言
2021年5月に開催されたドラゴンクエスト35周年特別番組で発表された『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』は、その後ほとんど続報がなく、多くのファンが発売時期を気にしていました。
そんな中、シリーズ生みの親である堀井雄二氏から気になる発言がありました。
堀井雄二氏の発言内容
堀井氏は最近の取材で 「まだ話せないことも多いが、とりあえず言えるのは『ドラゴンクエストI&IIのリメイク』を作っていること。そして、ドラクエ12も頑張って開発を進めている。2025年には情報を少し出せるかもしれない。」 と語りました。
この発言は多くのファンを驚かせました。なぜなら「2025年に情報を少し出せるかもしれない」という言葉は、発売までの道のりがまだ長いことを示唆しているからです。
発言から読み取れる開発状況
堀井氏の発言からは、いくつかの重要なポイントが読み取れます。それぞれを詳しく見ていきましょう。
「情報を少し出せるかも」の真意
堀井氏は 「2025年には情報を少し出せるかもしれない」 と発言しています。この言葉には深い意味があります。
過去のドラクエシリーズでは、詳細な情報が解禁されてから発売までには通常1~2年程度かかっています。しかも「少し」という限定的な言葉を使っていることから、2025年時点でも開発途上である可能性が高いと考えられます。
これを踏まえると、ドラクエ12の発売は 最短でも2026年以降になる可能性が高い と言えるでしょう。
ドラクエI&IIのリメイクが優先されている
堀井氏は明確に 「ドラクエI&IIのリメイクをやっています」 と述べています。これは2024年に発売予定の 『ドラゴンクエストIII HD-2Dリメイク』 に続く、いわゆる「ロトシリーズ」のリメイク計画の一環と考えられます。
現在のスクウェア・エニックスは複数のプロジェクトを並行して進めていますが、リソースの配分を考えると、ドラクエI&IIのリメイクが先行して開発されている可能性は高いでしょう。
ドラクエ12の発売時期はいつになる?過去の開発スケジュールから予測
ドラクエのナンバリングタイトルは、その開発に相当な時間をかけることで知られています。過去の開発スケジュールを参考に、ドラクエ12の発売時期を予測してみましょう。
過去のドラクエシリーズの開発期間
タイトル | 発表年 | 発売年 | 開発期間 |
---|---|---|---|
ドラクエ9 | 2006年 | 2009年 | 約3年 |
ドラクエ10 | 2008年 | 2012年 | 約4年 |
ドラクエ11 | 2015年 | 2017年 | 約2年 |
ドラクエ12 | 2021年 | (未定) | 現在約4年経過 |
このデータから分かるように、ドラクエ12の開発期間はすでに 3年以上経過 しています。しかし、堀井氏の発言を考慮すると、開発はまだ中盤段階である可能性が高いです。
もし2025年に一部情報が公開されるとしても、それは全体像を示すものではなく、最終的な発売は2026年から2027年になる可能性が高いと考えられます。
戦闘システムはどう変わる?「コマンドバトル一新」の意味とは
ドラクエ12の発表時には、「コマンドバトルを一新する」という衝撃的な情報が明かされました。この変更は、シリーズファンの間で大きな話題となっています。
戦闘システムの変更点(予想)
ドラクエシリーズといえば、ターン制のコマンドバトルがアイデンティティとも言える要素でした。しかし、ドラクエ12では 「コマンドバトルを一新する」 と発表されています。具体的にどのような変更が行われるのかは明かされていませんが、いくつかの可能性が考えられます。
- コマンドバトルの基本は維持しつつ、ATBシステムのようなリアルタイム要素を導入
- FF12の「ガンビットシステム」のような自動戦闘AIの追加
- ドラクエヒーローズのようなアクション要素の部分的な導入
完全なアクションRPGへの移行を懸念する声もありますが、コマンドバトルの伝統を維持しつつ、よりダイナミックな戦闘へと進化する可能性が高いでしょう。
ドラクエ12はどのハードで発売されるのか?
ドラクエ12の対応ハードについても、多くのファンが気にしている点です。現時点で明らかになっている情報を基に、発売が予想されるプラットフォームを考察します。
開発エンジンと対応ハード
ドラクエ12は 「Unreal Engine 5(UE5)」 で開発されていることが明らかになっています。UE5は非常に高度なグラフィック表現を可能にする一方で、相応のハードウェアスペックを要求します。
現行のNintendo Switchでは、UE5の性能を十分に活かすことが難しいと考えられるため、以下のようなハード対応が予想されます。
- PS5 / Xbox Series X|S / PC(Steam) — 高画質・フル機能版として発売
- Nintendo Switch 2(仮) — 2025年以降に発売される次世代Switchに対応する可能性
特に注目すべきは、Nintendo Switch 2の発売タイミングがドラクエ12の発表時期に影響している可能性です。任天堂の次世代ハードの発売を待って情報解禁するという戦略も考えられます。
ドラクエ12の未来はどうなる?
今回の堀井雄二氏の発言から、ドラクエ12の開発状況について以下のポイントが明らかになりました:
- 「2025年に少し情報を出せるかも」という発言は、まだ開発が途中段階であることを示唆している
- 発売時期は最短でも2026年~2027年となる可能性が高い
- ドラクエI&IIのHD-2Dリメイクが先にリリースされる見込み
- 戦闘システムは大きく変化するが、シリーズの伝統は維持される可能性が高い
- PS5 / Xbox / PC / Nintendo Switch 2(仮)で発売される可能性が高い
ドラクエ12は 「シリーズ最大の変革」を迎える作品 になると言われています。開発が長期化している背景には、「新戦闘システムの調整の難しさ」や「次世代ハードの登場を待っている」などの要因があると考えられます。
堀井氏も高齢になってきており、ドラクエ12はシリーズの方向性を大きく左右する重要な作品になるでしょう。待ち遠しいですが、完成度の高い作品になることを期待して、今後の情報に注目していきましょう。