「キーファがボスになったっていう噂って本当?」
「キーファのボス説はただの都市伝説なの?」
そんな風に気になっている方いませんか?
実は、キーファのボス説は、発売当初から現在までずっと噂されており、さまざまな考察がされています。
結論をお伝えすると、本当のところは製作陣にしかわかりません。
ただ、本当にキーファがラスボスである「オルゴデミーラなのではないか」という説は、本当なのではないかと思います。
では、そのように思う理由について、これから詳しく解説していきます。
キーファのオルゴデミーラ説が流れた理由
引用元:https://yukishiba121.com/dq7/hard-orugo/
そもそも、なぜキーファがオルゴデミーラになったという説が流れたのか、その理由をご紹介します。
結論からお伝えすると、 キーファと人型オルゴデミーラの姿が似ているためです。
主に、服装が似ていることから「オルゴデミーラになったのではないか?」という説がファンの間で流れ、何年ものその噂が消えない状況になっています。
実際に、キーファとオルゴデミーラの姿を比べてみると、こんな感じです。
引用元:https://huaca.blog.fc2.com/blog-entry-448.html
共通点を探ると「服が赤い」「肩あたりの服のデザインがパフスリーブになっている」「靴の先が尖っている」といったところでしょうか。反対に、キーファとオルゴデミーラの違う点を探ると「アクセサリーの有無」「服の襟元や下の裾部分のデザインが違う」「靴の色が違う」「顔のデザインが違う」「髪の毛のデザインが違う」といった感じです。
では、1つずつ違う点を見ていきます。
(ここからは、キーファは赤色、オルゴデミーラは青色で特徴を示していきます)
比較1.アクセサリー
キーファはピアスやネックレスをしていませんが、オルゴデミーラは両耳にピアス、そしてネックレス、さらには首輪を身につけています。
比較2.服装
服の襟もとデザインを見ると、キーファはタートルネックのようなデザインですが、オルゴデミーラはシャツの襟が立っているようなデザインです。
裾の部分を見ると、キーファの服はスカートのような鎧の下の部分のようなデザインをしていますが、オルゴデミーラは服をパンツにインしているスタイリッシュな感じです。
比較3.靴
靴を見てみると、確かにどちらも靴の先が尖って似てはいますが、キーファは靴の色が黒っぽく、オルゴデミーラの靴は紫色となっていて、まったく色が異なります。
比較4.顔のデザイン
顔のデザインを見てみると、かなり違います。
キーファは眉毛が太めでアゴが普通の長さにデザインされていますが オルゴデミーラは眉毛がつまようじ並みに細く、アゴが長いです。目が3つになっているとか耳が尖っているとかの違いは、魔物の姿として変化したものと考えられるので許容範囲ですが、眉毛とアゴが変わる感じは、違和感を覚えます。
比較5.髪型
髪の毛のデザインも、かなり違いますよね。
キーファは髪が短く金髪ですが オルゴデミーラは髪が銀髪で長く、ヘアスタイルもまったく似つきません。
比較結果「似ているのは服だけ」
細かく見ていくと、似ているのは服だけでした。
確かにパッとみると、服が似ているだけでもキーファでは?と、私も思ったのでわからなくはありません。
しかし、一つずついろんなパーツを見ていくと、ちょっと無理矢理感を感じますね。
キーファはやっぱりオルゴデミーラ?
引用元:https://xn--o9j0bk7qoi1fn42z6lo.net/archives/14077
見た目でいうと、全く似つかない感じがするので、オルゴデミーラではないと考えられます。
しかし、さまざまなエピソードや違和感を覚えるカケラを集めていくと、 キーファが離脱したあと闇落ちをしてラスボスになった説が浮上します。
理由①ドラクエ7は鬱エピソードが多いため闇落ちした可能性がある
離脱させたのは、主人公の親友であるキーファを闇落ちさせ、それを主人公たちが救いに行くというストーリー予定だったのではないか、と昔からいわれています。
というのも、もともとドラクエ7は鬱エピソードが非常に多いです。
たとえば、村のために一生懸命考えてくれている神父を村人が殺そうとしたり、毒を飲ませて殺そうとするシーンが出てきたり、なかなかヘビーな鬱エピソードが多めです。
そのことを考えると、主人公の親友であるキーファを闇落ちさせるという残酷なストーリー展開にさせ、何らかの方法で助けてエンディングという話だった可能性も否定できませんよね。
理由②オルゴデミーラの言葉がキーファを思わせる
オルゴデミーラとの戦闘前に「お前たちの命はお前たちのもの。神のために使うべきではない」と話すのですが、この言葉が非常にキーファを思わせるんです。
というのも、この言葉は、もしかするとユバール族と何かあったのかもしれないと予測できるからです。本編にはないエピソードなので、削られたキーファ関係のシナリオの内容に含まれていると考えられます。
考察内容としてはこうです。
キーファは、神を復活させるために旅をしているユバール族の踊り子と恋仲になり、ともに生きる道を選んでいます。つまり、ユバール族は、オルゴデミーラの言葉を拝借すると、神のために命を使っているといってもいい生き方をしているんですよね。
そして、そのユバール族をそばでみていたキーファが、一緒に過ごすにあたり何かを感じ取った言葉のように聞こえるんです。
シナリオが削られたという噂もありますので、もしそれが本当だとしたら、このユバール族の生き方に納得が行かないとキーファが思うエピソードがあったのではないかと思われます。
理由③石版の言葉とラーの鏡が闇落ちの伏線に思われる
ラストあたりで出てくるキーファが残した石板に「そして○○(主人公の名前)。どんなにはなれていても オレたちは友だちだよな!」と綴られていました。
裏を考えすぎかもしれませんが「どんなにはなれても友だち」という言葉が、闇落ちした親友を助ける伏線となっているのではないかと考察しています。
また、真の姿を映し出す「ラーの鏡」が登場したのにも関わらず、特に大したエピソードがなかったことも、自分の中で引っ掛かっているんです。
削られたシナリオの中で、ほんとうに闇落ちしたキーファを助けるストーリーがあったとすれば、ラーの鏡が登場するのも、残っているシナリオに大したエピソードがなかったのもうなづけます。
「どんなにはなれても友だち」が伏線となって、登場したラーの鏡をラスボスに見せるとキーファが映し出され、何かしらの方法で助け出す。これが隠されたエピソードではないかと考えています。
理由④唯一封印できなかったのがグランエスタードだから
オルゴデミーラは、世界中の国を封印していますが、唯一封印できなかった国があります。それが、キーファの故郷である「グランエスタード」です。
もしほんとうにオルゴデミーラがキーファだとすると、なぜグランエスタードだけが封印できなかったのか合点がいきますよね。
オルゴデミーラとして闇落ちしたキーファでしたが、キーファとして生きてきた記憶がそのまま残っており、自分の家族や故郷のみんなのことを考えると、封印できなかったのではないかと考えられませんか?
キーファはラスボスじゃない?離脱して戻ってくる予定だった?
これまで、キーファはラスボスのオルゴデミーラだと考察できる理由を解説してきました。
しかし、ラスボスではなく、離脱して戻ってくる予定だったという説もあるのでご紹介します。
過去のダーマ神殿の難易度がキーファありきなら納得できる
キーファが戻ってくるはずだった説が流れたのは、過去のダーマ神殿で、魔法と特技が封印され使用できないという条件が課され、難易度が非常に高かったことが理由のようです。
主人公やマリベルなどのステータスを考えると、なかなか無茶な条件となっています。しかし、この高い難易度を簡単にクリアできるキャラクターが「キーファ」唯一ひとりだけです。
よって、もしもともと離脱する予定だったとしても、ダーマ神殿までに戻る予定にしていたとすれば、このダーマ神殿の条件にも納得がいきます。
とはいえ、もしキーファありきの難易度だったすると、ダーマ神殿まではいて、そのあと離脱する予定だった説も考えられるので、なんともいえないところはあるかなと、この説と理由を知って思いました。
堀内雄二が離脱タイミングについて語っている
実は、過去にドラクエ特集の番組で、堀内雄二さんがキーファの離脱タイミングについて語っているんです。
堀内雄二さんいわく、もともとはキーファを離脱させるのはもうちょっと後の予定だったそうです。しかし、終盤のほうに抜けるのは、色々なものを与えたあとに抜けることになり辛いので、離脱タイミングを早めたと理由を語っていました。
それでも、やはりパッケージに仲間としてのっているので、まさか誰も離脱するとは思わず、タネを与えて結局「タネ泥棒」と呼ばれちゃっているんですよね。
難しい問題ですよね笑
キーファはなぜ最後まで登場しなかった?ボス説以外の有力説
引用元:https://www.dq-free.com/entry/2021/04/02/180000
もし、キーファがラスボスではなかったとするとなぜ最後まで登場しなかったのか、その理由気になりますよね。
先ほど少しお話ししたように、キーファに関するシナリオが一切合切削られたため、最後まで登場しなかった説があるんです。
というのも、ドラクエ7はクリアまでのプレイ時間が10時間を超えるゲームとなっており、ナンバリングタイトルの中でも最も内容が濃くプレイ時間が長いといわれています。
おそらく、開発途中はもっとシナリオが長く容量的にすべてを詰め込むのが厳しかったと思われるため、キーファのシナリオを削ってあのような終わり方になったのではないかといわれているんです。
実際、容量が大きすぎるがために、開発段階ですでにフリーズが相次いでいたらしく、発売予定から2年過ぎてやっと皆さんの手に渡ったという感じだったので、試行錯誤の結果、シナリオの大幅削除だったのではと思われます。
まとめ
引用元:https://xn--o9j0bk7qoi1fn42z6lo.net/archives/42431
今回は、主人公の仲間であるキーファがボスのオルゴデミーラになったという噂について、真実はどうなのかを解説しました。
結論をお伝えすると、真実は製作陣にしかわかりません。ただ、いくつも不自然な点や伏線と思われるエピソードがあるので、オルゴデミーラ説は否定できません。
本当のところはどうなのか、いつか堀内雄二さんの言葉でお聞きしたいものですね。